MASAHIRORIN’s diary

夜麻傘(MASAHIRORIN)の跡地

 電子ジャーが・・・





 事の起こりは先々週の平日辺り。



 関東の真夏日ともあって、郷に居た頃とは格段に気温も湿気も高い環境ですん。
 そうなると、やはり食物も腐り易い状況でもあるわけで・・・というか、気付いた頃には
腐臭の漂う台所になっておりました。
 がしかし、漂う様な発生源は粗方洗浄してあったので、それでも臭いが残るのは
何故かと思い、臭いの素を辿ってみたら・・・。




 電子ジャーがストライク。




 ・・・米炊けないじゃんと思いつつ、兎に角発生源を探し当ててからずっと触らず、
仕事で帰りも遅くなっていたので家事すら満足に出来ない状態で、今日、ようやく
洗浄にとりかかりましたん。


 お釜はとりかかる前に洗っておいたので、そうなると臭いの発生素は
金属の内蓋だったり熱導体に付着した米汁が原因と推測。
 そんなわけで洗剤でゴシゴシと洗いました。








 本体ごと






 電化製品といえども、ちゃんと乾かせば内部でショートする事は無いし、
PCですらマザボ水洗い出来る程、意外に水に強かったりしますん。
しかも、所詮電子ジャーだし草々複雑な回路作ってないだろなーと。




 そんなわけで慣行したわけですが、ただ表面上洗っただけでは解決しないと判明。
 お釜を入れる熱伝導体がありますが、その熱伝導体も釜になっていますん。
その伝導体と外装の間に電子基盤とか電線が走っているわけですが、どうやらそこにも
米の欠片やらその他ゴミが大量いあったらしく・・・。



 やむをえないので、外装の底面を分解。





 内部がお目見えしたところで、基盤が意外に複雑だったことに気付いた。
3股のトランジスタとかあるー・・・ディスプレイも直付けかよ・・・とw。
 単純構造故の仕組みを予想すべきでありました。



 なんだかんだで掃除を終え、ちゃんと元の形に組み立てた後にふと思い出し、
本当なら掃除終わった後にご飯炊くつもりだったんだよなー、と。
時間も午後2時と昼食にえらい遅れたので、これ以上遅れるのは望むところではないと
炊飯を決行。




 ・・・案の定動かなかった。




 やばい、死んだかー?と新品購入を覚悟しましたが、ジャー蓋についてる電熱線から
熱が出ているのを確認したので、とりあえず生きていると仮定して再び内部を田代プレイ。



 コンセントからの電流INとOUT部分を確認。
 水滴だらけでしっかり導通しとった・・・w。



 次に基盤の方を確認。





 取り外して良く見たら、基盤全面が濡れそぼってますた。
 こりゃー動くわきゃないよ・・・。濡れた米粒まで付着してるしw。




 一度電流流しちゃったので、基盤についてるROM死んだかなーと絶望しましたが、
とりあえずティッシュで水滴吸い取って拭き取り。
 3股トランジスタの3股とか電気抵抗の両端がショートしちゃってたり、
チップのINOUT導線の隙間が水分で埋め尽くされてたりと散々でしたん。





 苦労して拭き取り終え、基盤を元に戻し固定。





 これで駄目なら新しいの買うしかないなー・・・と諦めつつ、コンセント接続。








 お?





 ちゃんとディスプレイ付きました。
 右側の三角矢印がディスプレイ表示ですん。


 駄目だった時はこれすら点かなかったのでとりあえず進歩したということで。
 肝心の炊飯ができなければ、ディスプレイ点いたって意味がないわけですが、
その後炊飯を実行したらちゃんと炊けました∀。




 結局食せたの4時でしたがね!




追記
 素手で基盤触ったり、電子部品を水洗いしたり、そこに電気流したりしてますが、
静電気や埃、洗剤や水は電子部品の天敵ですん。Meは甘い目で電化製品扱っていますが、
壊れる原因になるのが常なので捨てる覚悟が無ければやらない事をオススメしますん。
 更に素手でで触ると、電化製品は何かと鋭い箇所が多いので、生傷作るハメになります。
PCの組み立て等は正に血を見る程の作業ですので、相応の痛みは享受して下さい。
 最後に、感電すると死に直結します。
 微弱電流や低電圧なら多少しびれる程度で済みますが、生活品は電源を発電所から
供給されている為、何かの拍子で致死量の電気が発生するかもしれません。
電気を扱う上でどこかしらに安全装置を設けるのが常だと思いますが、発生後に
装置が動作するかもしれないので、頼ってはいけません。
 そんなこんなで気を張った作業をしていますので、他の人は迂闊な真似はしないでネ。