MASAHIRORIN’s diary

夜麻傘(MASAHIRORIN)の跡地

ラノベ強化週間だった

↓読んでました。



MAMA (電撃文庫)

MAMA (電撃文庫)

  • 内容(「BOOK」データベースより)

海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという人喰いの魔物が眠っていた。トトは魔物の誘いにのった。魔物はその封印から解き放たれ、トトは片耳を失った。そして強い魔力を手に入れた―。これは、孤独な人喰いの魔物と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。第13回電撃小説大賞“大賞”受賞『ミミズクと夜の王』の紅玉いづきが贈る、二つ目の“人喰い物語”。



雪蟷螂 (電撃文庫)

雪蟷螂 (電撃文庫)

  • 内容(「BOOK」データベースより)

涙も凍る冬の山脈に雪蟷螂の女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を―。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族ミルデ族長オウガとの政略結婚だった。しかし、その約束の儀は、世代を超えて交錯する人々の想いにより阻まれる。果たして、山脈の地に平和は訪れるのか。そして、極寒の地に舞う恋の行方は…。『ミミズクと夜の王』『MAMA』に続く“人喰い物語”最終譚。



どちらも紅玉いづき先生の作品で人喰い物語りの2本目と3本目。雪蟷螂は「ゆきカマキリ」と読みます。


どちらも愛の物語ですが、「MAMA」は文字通り母親として、「雪蟷螂」は激情の女と狂人の男の恋物語
その中身の悲劇たるやこれほんとに電撃でいいのか?wと思ってしまう相変わらずのちゃんとした物語になってますが、私が最初から最後まで読めてしまうあたり、ラノベとして位置付けできてしまうのかもしれません。純文学とかあんまし興味持ったことないので。
せいぜい教科書でやった舞姫ぐらいか。
ちなみに人食い物語と記載ありますが、文字通り人喰ってます。
ただし、意味が文字通りとは言えないので、グロいだけを求めるならオススメしません。
切ない気分をちょっぴり味わいたい人に一冊どうぞ。